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nowhere
人が死ぬ度、その人のこの世からの喪失を思う度、思い知る

人は、死ぬのだと


人の生は、細胞分裂の営みに過ぎない
高度に進化した人間の知能がそこに
多大なる意味を乗せてきた

生まれて死ぬまでの刹那を
たったそれだけを
私たちはなぜか
もがきながら足掻きながら
精一杯「生きる」

そんなはずはないのではないかと思うときがある
私たちが今いるここは、
いくつかある世界のうちの一つで、
生まれる前は別の場所にいた
死んだ後もまた別の場所に行く
そうなのかもしれない、と

そしてそれは私の願望

誰もが生まれてこの方、
たった一人の「自分」と向かい合ってきた

自分自身を愛していようと、
自分自身を大嫌いになろうと、
「自分」へのそこはかとない愛着は誰もが持っているはずだ

それが失われるなんて、誰だって考えたくないんじゃないか
少なくとも私はそうだ

そんなことばかり考えていると、
自分がどこでもない場所にたった一人ぽつんといるような、
悲しく深く暗く遠い気持ちになる
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【2011/12/18 23:36 】 | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
立川談志
立川談志の訃報を新聞で読み、
思わず
え…
と声をあげた。

闘病中とは報じられていたし、
「その時」がいつか来るのはわかっていた。
だけどあくまでもそれは
「いつか」だった。
未来の出来事だった。

訃報を読み最初に思ったこと。
…あぁもういないのか、
…どうしよう、さびしい。

訃報を聞いた時だけさびしがりやがって、
談志さんのことなんてよく知らないくせに、
普段談志さんのことなんて考えないくせに、
と思うかもしれない

違う、そこにその人が生きて存在しているというだけで安心するような、
そんな人って、いる。
【2011/11/27 14:23 】 | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
紡ぎかけた物語
この世界観で何かを書き続けようとしたら、
頭おかしくなってしまいそうで書き続けられなくなっちゃった
特に当てもない物語だったので、まぁいいかな
―――――――――――――――――――――――――

目に見えるものは全て手が届くと思っていた。
比喩ではない。事実を述べているのだ。
片目を瞑る、手を伸ばす。
…ほら掴めた。


水に絵を描こうと思った。
水面に落とした絵の具は、ちららつららりと、水中に絵を描いた。
しかし、水は流動している。描いた絵もすぐに消えた。
水底に落ちて絵の具は、花を咲かせた。


秋の空高く、広いキャンバスに、乾いた刷毛で描いたような雲が映える。
平日の昼下がり、公園には若い母子が目立つ。そのほとんどが銀杏並木に目を細めながら、ようやく涼しくなった秋の日を楽しんでいた。
麟太郎は銀杏並木の下で、銀杏の葉を拾い集めていた。一枚一枚丁寧に重ねながら、銀杏の扇を作っていた。
いくら拾っても、地面を覆う銀杏は尽きない。麟太郎の扇は大きくなる一途である。
ふいに風が吹いた。
公園の銀杏の葉は舞い上がると、大人の背丈ぐらいのところで動きを止めた。
麟太郎は半身になって身構える。

「突撃!」
そう言わんばかりの勢いで、舞い上がった銀杏の葉たちが麟太郎めがけて飛んできた。
少し厚みのある葉の勢いは、効果音をつけるならば「ずばばばば」といったところか。
麟太郎は手でそれを防ぐこともせず、ただ目を閉じて立ち尽くし、その攻勢に耐えた。そして猛攻の中薄く片目を開けて、銀杏の群れのその先を見晴らそうとした。

すると、金色の襲来の遥か向こう側に、人影が見えた。
人影は口元に笑みを浮かべながら、こっちへゆっくりと近づいてくる。

麟太郎はおもむろに右手を伸ばし、迫り来る銀杏から一枚を掴み、それを人影に重ね合わせた。ちょうど人影の首から下に、ワンピースのように銀杏の三角形が重なったところで、麟太郎は手を離す。
そのまま人影は、銀杏のワンピースを纏ってこっちへ向かって来る。

ようやく顔が見えた。由夏だ。

由夏の顔を判別すると同時に、銀杏の攻撃も止んだ。麟太郎はゆっくりと両目を開く。
「由夏」というその少女に与えられた符号を、昔の麟太郎は理解できなかった。「由夏」という字面は麟太郎には、夏の季語だとしか思われなかったのだ。
そのため、今でも麟太郎は、由夏のことをつい「ユカ」と片仮名で認識する。
「由夏」と「ユカ」では圧倒的に違うのだと理解しながらも、それはもはや癖だった。

「麟太郎。銀杏の扇だね。」
銀杏のワンピースをひらひらさせながら、由夏が軽やかに話す。大きな栗色の瞳が、興味深そうに麟太郎に向けられる。
【2011/10/19 21:16 】 | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ぼんやりーぬ
最近の私のぼんやり生きてる感はやばい

頻繁にメールする相手なのに、送信欄に表示された名前を見て、疎遠になった別の人と間違える
昨日のことを、今日のことを、靄の向こう側のように感じたりする
「つらいこと」がないくらい、漠然と生きてる

これを「地に足ついてない」とでも呼ぼうか
こんな自分不安だ、と思ってたら、
高校卒業したときの日記にも「地に足ついてない」って書いてあった

そうか、日記をつけていてよかった

思い出したときに、ひどいと年に一回しか書かなかったりする日記
でも大事だね
自分の感情の記憶ってやつはここにしか残ってないからね
【2011/10/19 21:02 】 | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
やまやま
思えば私は、高すぎる山を諦めて
少し頑張れば達成感を味わえる
小さな山ばかり登って来た気がする

好きなことがあっても、
それを自分より上手にやれる人を見ては
逃げ出していた気がする

きっと、「好きなこと」に
苦しみがついて来るのが我慢ならなかったんだ

仕事と趣味を明確に分けて、
仕事で辛い想いしても、我慢して何かを達成できるのに
趣味は、ただ楽しいだけのものにしたいんだ

何者かになりたいのなら、
それじゃあ駄目なんだ

何かをしよう、秋だもの
【2011/09/26 21:03 】 | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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